こどもによくある感染症の病気
はしか
はしかの原因・症状
麻疹ウイルスの感染によって起こるとても重い病気です。このウイルスの感染力は非常に強いです。 はしかに感染すると下記のような症状がみられます。
- 最初の2〜3日が熱、咳、鼻水、目やになどの風邪と同じ症状があらわれます。
(この時期に『はしか』と判断するのは困難です。) - いったん熱が下がりますが、再び高熱が出ると同時に全身に発疹があらわれます。
- その後も3〜4日高熱が続きます。
ホームケアのポイント
高熱
熱が続くときは解熱薬や氷枕で頭を冷やすなどし、少しでも楽にすごせるようにしてください。「はしかは冷やすな」というのは迷信です。
強い咳
咳止めを処方しますが、それでも咳は続きます。
食事
食欲が落ちます。水分を十分に補い、消化がよく口当たりのよいものがよいでしょう。
入浴
発疹がうすくなっていて、咳が落ち着き、熱が下がっていれば、入浴して大丈夫です。
こんな時はもう1度受診しましょう
はしかは肺炎や脳炎を併発することがあるので、治るまで慎重に経過を観察し、医師が指示した日に再受診してください。
誰かにうつしたかもしれないというときは・・・
予防接種を受けていない子がはしかの子と接触した場合、72時間以内に予防接種を受けると発症を防げる可能性があるので、早めに知らせてあげてください。
登園・登校の目安
熱が下がってからも3日は休んでください。
こどもによくある
感染症の病気